そんなこともわからないんですか、ミスタークソリボン。
どうも、負けヒロイン学会研究補助員のさとうです。
あけましておめでとうございます。
新年とか新学期とか、区切りっぽいタイミングを迎えるたびに新しいことに手を出したり、アクセルを全開にしたくなっちゃった人も多いのではないでしょうか?なあ、4月で既に諦めているそこのお前。
自分はというと、お前らとは違ってもう元気いっぱいなので「ポケットモンスター ソード」を始めて、「月刊少女野崎くん」を視聴して、さらに「魔法少女まどか☆マギカ」を視聴しました。(追記ですが、さらに「邪神ちゃんドロップキック」と「冴えない彼女の育てかた」、「ひだまりスケッチ」なども見ました。みすぎ)
「ポケットモンスター ソード」(2019年)
「邪神ちゃんドロップキック」(2018年)
「冴えない彼女の育てかた」(2015年)
「月刊少女野崎くん(アニメ)」(2014年)
「魔法少女まどか☆マギカ」(2011年)
「ひだまりスケッチ」(2007年)
過去に縛られてません?
さて、気づきましたでしょうか。お前らとは違って、元気いっぱい、過去に縛られてる……?
そうです、今夜私がいただくのは、中野家から盗んできた中野四葉です。
先日、「ましろ色シンフォニー(アニメ)」や、「冴えない彼女の育てかた」を見ていて思ったんですよ。
中野四葉には負けヒロインの素質がないのでは?
え、そう……?と思ったそこのあなた。なかなか中野四葉さんに明るいですね。でも、もう要りません。帰ってください。
あなたはずっと、そこで座っていればいいです。そうやって、仮面をかぶった彼女の姿を眺めていればいいじゃないですか。ミスタークソリボン。
ついていけないなと思ったあなたのために!まず、負けヒロインには共通して以下の二つの傾向がありがちだと考えています。私が集めた負けインデータのサンプル数は3つくらいです。
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素直になれない・踏み出せない
もう現実的な話としても最大の理由ですよね、これ。負けヒロインが負ける理由とかそういうアニメ的次元の話ではなく。
好きな男にやたらと強く当たってしまうタイプの、いわゆる暴力ヒロイン的傾向が強い負けヒロインとか……なあ、乾。素直になれないからって、流石にクズ虫は言い過ぎなんじゃないか?おい。それで好意が伝わるわけないだろ。
結局最後はそのまま言わなきゃわからないんですよね、人類。ド直球な言葉を返せばサヨナラ勝ちの場面で、この手のキャラはことごとく凡退します。強いスイングは基本です。中途半端に当てに行くスイングは、身体の回転を止め、腕に頼った、バットの遠回りを生む諸悪の根源です。もうあなた要らないです!
また、後述する進展済みの関係を持つ故に、その関係が壊れるのを怖がっている。あるいは、それに甘えていつの間にか持っていかれてるタイプのヒロインとか、ありがち。
なんとなく小野寺小咲の顔が思い浮かびましたが、あの作品が反吐が出るほどに苦手あまり読み込めなかったため、彼女の行動を思い出せません。まあでもざっくりこのタイプにあたると思っています。有識者、ごめん。お前にはついていけないよ
こういう子たちが、な~んかフワフワ、のんびりしてるように見えて普通にやることやってたり、天性のパワーを持ってたりする女に掠め取られていく様など、何度も見てきた方は多いかと思います。
俺、天羽みうさん怖かった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!やだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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進展済みの関係
例えば幼馴染属性ですよね、もうこれ以上ないポピュラーな負け属性です。
普通に考えればアドバンテージなのになんなんでしょうね。何故か新登場した女に持っていかれます、きっと新しいモノには目移りしちゃうんですよね。別にスマホオタクでもなく毎回iPhone変える意味わからん人?
なんとなくですけど、男側が長い付き合いのうちに友達枠として認識していて、一緒にいると変わらない日常を感じてしまう程度には、「あたりまえの存在」になりがちなんでしょうね。そりゃ突如現れた正ヒロインとの新鮮な日常には勝てません。お前、退屈!刺激が足りねンだわ。
しかし、この属性持ちは本当に訳わからんパワーが働いてるレベルで負けますよね。この属性の有無で負けヒロイン本人に生じる問題って、さっきの素直になれない問題くらいしか今のところ想像できないので、なんかしらの呪いとかかけられてるんだと思います。地球を創った神が幼馴染に男を取られたんでしょう。神話の真実がここに隠されていた。草野仁もびっくり。
以上が、負けヒロインにありがちな傾向です。では、中野四葉さんの負けヒロイン適正を議論するために、彼女がこの傾向にあるか検討してみます。
【素直になれない】
これはクリアしていますね。彼女は過去の大きな失敗によって、風太郎や姉妹に対して負い目を感じており、どれだけ揺れ動いても最終的には自分の気持ちなんて優先できない、他人第一のお節介モンスターへと豹変してしまっています。
それどころか、作中での心理描写は姉妹の中でも圧倒的に少なく、我々読者にもなかなか本心を見せてくれません。お前いい加減にしろ。
【進展済みの関係】
これもクリアしていますね。何を隠そう彼女が「写真の子」であり、風太郎の初恋の相手です。死ね
彼は気づいていなかった、というか、最終的には現在の四葉そのものに好意を抱いているため気にもしていませんでしたが、姉妹の中でほぼ唯一、この条件が備わっています。
ここまで読んで「えっ、じゃあ負かしてもいい素材じゃないですか」と思った貴方はミスタークソリボンです。
彼女には、もっと大切な素質が欠けてしまっています。
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なぜ負けヒロインに惹かれてしまうのか?
そもそも、多くの負けヒロインは負けたまま潰れていくほど弱くありません。
彼女たちは、失恋という一つの経験をしただけです。なにも他の女を選ぶカスを逃しただけで、すべてを奪われ廃人になるわけではありません。脳のあらゆる機能を失い虚ろな目をしているが、彼との思い出の地では何故か涙を流す車椅子の女になるわけではないのです。(そっちのほうが好み?そうかい……)
お前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
強くならなければならない!!!!!!!!!!!!!!
どれだけ泣いても、立ち上がって、前を向く姿に俺たちは惹かれるんじゃないのか?そんな男がいなくても、一人で勝手に可愛く、美しくなっていく逞しさにこそ、彼女らの魅力が詰まっているんだ。思い出してください、もう涙を流すのは終わりです。
ムカつく~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
澤村・スペンサー・英梨々、よかったねえ~~~~~~~~~
あのツインテ、男絡みでいちいち描けなくなったり、負けを受け入れたら描けるようになったり意味わからんくてクソ面白かった。怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!!!!!!!!!
なあ、
おい。
中野四葉、お前はどうだ?
負けても、強くなれるんか?
多分、無理です。
「○○が選ばれて良かった!!!!!!!!」とか言い出しても、自分はなにも驚くことが出来ません。
いいわけねえだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それどころか、彼女を支配する「他人のために生きるんだ中枢」にアホみたいな刺激が入ってもおかしくはありません。姉妹に男持っていかれてまあまあ傷ついても、結局、根本的に解決する問題ではないので。病的な他人優先気質は。
お前は、強くなれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分を優先することを思い出したとき、初めて、彼女は強くなれるんです。
これが決定的な素質のなさってワケ。
以上が、ポピュラーな負けヒロイン属性を持ちつつも何故か勝利してしまった中野四葉さんの話でした。卒業研究でもこの内容を発表したのですが、負けヒロインデータのサンプル数が少なすぎるとバチボコに殴られ、研究員から補助員に降格されました。
次回は、乾紗凪を救済(すく)ってみた。もしくは、何が好きかより何が嫌いかでキャラを語れよ20022年版をお送りします。
社会人、きつすぎ。ましろ色シンフォニーのゲームやってる時間ない。
読みやすくなるように工夫する時間もなかった 未熟!